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2009年6月 8日 (月)

”ミステリー・セッティング”と”パベ・セッティング”について!!

どちらも 石留めの技法です
パベ・セッティング・・・メレダイヤや色石を石畳のように隙間無く 爪留めするセッティング方法です
JAR作品は殆ど爪が見えないほどのパベ・セッティングの作品を多く見かけます さらに彼の場合は 爪の同方向への巧みに避けた独特のセッテイングです 作品作りにも妥協は無く何回でも職人に作り直しさせるそうです。
(・・・と言っても実物を見る機会もなく 写真で拝見しているだけですが)

一般のジュエリーは 「石留め職人」が分業の最終段階を受け持ちここでのセッティングが製品の善し悪しに影響する重要な仕事です

ミステリー・セッティング・・・1933年ヴァンクリーフ&アーペルによつて完成された爪留めでは無いパベ・セッティングの技法 (インヴィジブル・セッテイングとも言いいます)
デザインに合わせ金属枠に石をはめ込む方法で 枠に合わせて石をカットして(カリブル・カットの一方法)石留めを行います
これには 小さな作品でも 優秀な職人が何カ月製作もかかるとされ 大きな作品は1年~2年はかかるそうです 同時に石をカットする職人との共同作業になり 膨大なコストがかかります また 当初手配した石をカットして使うのでその目減り分もコスト上乗せされます

参考 ウインストンニアン・スタイル・・・ ハリーウインストンが開発した 限りなく留め金の見えない留め方 宝石が立体的に見え まるで宝石のクリスマス・リースのようだと言われた技法です 

セッテイング技術はジュエリーの価格の中に占める割合は本来高いのですが
(~1950年はオートクチュールの時代でヴァンクリーフ&アーペルの顧客は世界の王侯貴族 大富豪でした 戦後 1954年のブティツクライン(廉価版)を販売していますが これとて 我が国ではハイジュエリーと勘違いする価格帯でしょう

 石質 デザイン(芸術性) 技術がジュエリー価格に反映しているのではなく 
売れる価格に合わせているのが 我が国のジュエリーの実情であり
東南アジアでの石留めが盛んなのも仕方ない事かも知れません。

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